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こちらの世界とあちらの世界

ネットで集客し始めてから気が付いたこと。お客さんの種類によって、市場は大きく2つに分けられる。

言葉に表すのが難しいんですが、銘板を注文してくれるお客様を分けると、①従来からの大手メーカーさんのお仕事=工業製品②どちらかというと小規模で、主に趣味などに使われるプレート。その中間の方もいらっしゃいますが、今回は省きます。

①従来からの工業製品:この特長は、割と計画生産で、息が長い製品が多い。価格は厳しめ、競合多数。仕事量は安定している。検査は超厳しい。仕様変更は順序踏むので間違いは少ない。イメージとしてはルート営業、作業着を着た営業マンが車で外回りしている感じです。

②主に趣味などに使われるプレート:ゲリラ戦(笑)急に仕事になったり、仕様もコロコロ変わる。仕事量は不安定、いつもあるわけではない。でも、大化けの可能性あり。価格・検査基準はまちまち。基準作りが難しく、たまに主観的価値観で苦労します(涙)納期は短納期中心。対面打ち合わせは皆無、おおよそ電話とメール、Lineで済みます。

以前はうちも①ばかりでした。それで安定していたんですね、リーマンショック前までは。リーマンショック後は様変わり。はっきり言いますが、①メーカー系のお仕事、息は長いですが、ずっと安定する時代は終わりました。いつ終わるか分かりません。

②のお仕事、たまに高付加価値つけられます、が、本当に基準がありません。注文あれば良いけど、無い時はない。イベント系とか、コロナの時は「0」ですから。

うちは①も②も両方やっておりますが、どっちもメリット・デメリットあります。だから、どちらかに絞る必要もない。で、検査や価格の基準、①のメーカーの仕事は割とカチッとしていますが、②は基準バラバラ。①と②を同時にやっていると、世の中何が正しいか分からなくなる(笑)例えば、0.1mmのピンホールで返品のお客様あれば、文字欠け完全不良でも、読めれば良いから!で受入OKの時もあります。本当に、「基準」って一体何なのか分からなくなります。でも、①の目があれば大体大丈夫です。

①の仕事で厳しいこと言われると凹みます。もうイヤ!っていう気分になりますが、それでも続けるべきでしょう。なぜか?それは自社の品質を維持するためです。ちゃんと検査してくれますから!!言う時は私も言いますが、こちらが悪い時は素直に改善するのみです。その改善のきっかけは①の仕事です。また、①の仕事をやめてしまうと、仕事量の安定が失われる。ただでさえ波が激しい中、割と計画生産なメーカー仕事は貴重です。

②の仕事、仕様も変わるし、納期も無いし、たまに理不尽だし、でもやめる必要はありません。その中にお宝眠っている可能性あります。玉石混交とはことことです。何より、この仕事は本当に楽しいし、考える事たくさんあります。(例.どうやって間に合わせる?とか)モノづくりしてる!っていう感じがします。

ポイントはバランスだと思います。どっちも必要です。

ふー、今週もタフすぎる1週間でしたよ。3連休、休めるかな~。メールが160件溜まっています(涙)