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NHKスペシャル中流危機を見て

先週末、NHKスペシャルで「中流危機」という番組をやっており、なんとなく見てしまいました。

1億総中流と呼ばれていた日本、全員が平等に豊かになっていく、そんな日本の社会がバブル崩壊後に激変。世帯所得の平均でなく、中央値が25年で130万円減少と、みんなが平等に豊かになる時代はすでに大昔に終わっております。その原因を企業への過度な依存だという内容です。よくわかります・・・。うちだって、一番多いときは30人以上いて、売り上げだって当時でさえ、今より多かったですからね。。うちも、そんな昭和時代の象徴的な会社でした。みんなで社員旅行なんて行ったりしてね。昔の写真みると、NHKスペシャルに出てきた写真とまったく同じ感じですよ(笑)

製造業の没落は日本経済衰退の象徴的な例として紹介されることが多いのですが、実は出荷額はあまり変わっておりません。つまり、みんな思うほど悪くないし、製造業に従事する従業員数が減っていても出荷額伸びているわけだけだから、生産性は上がっているんですね。まずまずうまくやっているんです。

仕事って常に市場の中で動いていて、その中には価格競争に巻き込まれまくっている製品もあれば、そうではない場合もあります。極端な例でいうと、私の仲間は、圧倒的人気のYoutuberさんからの仕事をもらったらしく、相見積もり取ることなくサクッと大量の注文を出してきたそうです。つまり、そういう仕事が入ってくる潮流の中にいたってことです。

そういう仕事は安定しないし、玉石混交なのは間違いないんですが、その中に大ヒットの仕事も含まれております。常に安くして~、中国企業は安いよ~、ていう仕事の潮流のど真ん中にいれば、どうしても引き受けなくてはなりません。それだけの仕事を獲らないと、社員を養うことができませんし、そのお客さん依存では、その仕事無くなる不安ばかりになってしまいます。つまり、自社がどんな仕事の流れの中にいるのか?ってことだと思います。負のスパイラルに入ってしまうと抜け出すのが難しい。色々背負うものもありますから。

だから、、、そういう現実見ると、むやみに何でも会社の規模を大きくするべきではないと思ってしまんです。一寸先は闇。

今、うちの仕事の流れを見ると、滞留する箇所が変わってきました。増員と設備改善で生産性が上がったことは間違いありません。そうなると、出荷前の検品に滞留するようになりました。

この流れいくと、検品を増員していけば、検品待ちの滞留は無くなるはずです。でも!少し、このまま様子をみていこうと思います。むやみに広げるのではなく。

以前は少量ばかりに重きを置いてきましてが、今は、少し量の多いロット(例1000~5000)での対応もスムーズになってきました。となると、そんな仕事欲しがりさんになってしまうのですが、、、そこをちょっと我慢で(笑)バランス必要。あまり増えすぎちゃうと、今度は検品の負担が上がってしまいますから。それは品質に直結しますんでね。

仕事は生き物のように毎日変化します。量産多い時もあれば、ひたすら細かい仕事の千本ノックの時も。それをフレキシブルに対応出来ている今の体制をまずは維持して。狙って大きくするのではなく、気が付くと、売上も社員も増えていた、それが理想です。つまりあまり無理しないってことです。

今週は営業日3日しかありません!すでに追い込まれ気味です(笑)矛盾しますが、、今週は無理して気合入れないと乗り切れないかも(笑)頑張ります!