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国が助けてくれる限度

コロナ禍での国の支援の形、今後変わっていきそうです。今日12/9現在、持続化給付金の期限延長はありません。また、雇用を維持するための雇用調整助成金の特例処置も今のところ来年の2月が期限となっており、その後は、段階的に支援の割合が減っていくとのこと。

こんな状況で支援を打ち切るのか!!と厳しい意見が出ており、感染者が減らないことも相まって、内閣の支持率は低下傾向にあるという報道もあります。確かにそうなんですけど、、、2020年度の歳出は過去最大の160兆円です。今までかなり多額の支援をばらまいているのも実情です。ワクチン開発も進み、そろそろ出口戦略を考える時期であり、政府のかじ取りは本当に難しい段階です。

コロナの影響を受けるタイミングは、業界、業種、会社の規模、などなど、本当に会社ごとに異なります。自分の会社で言えば、緊急事態宣言が出た4月は、注残が山ほどあり、新規立ち上げや特定の業界の盛り上がりがあって、まだかなり忙しくやっていました。さすがに5~6月は落ちましたが、まだまだ余裕もあり、なんだか様子がおかしいと思い始めたのは夏過ぎです。これまた粘ってはいるのですが、仕事の波が大きすぎて先がまったく読めません。私は今の方がネガティブです。

色々情報集めますと、車関係の仕事はかなり戻ってきているようです。これは製造業全体のとっては非常に大きい。逆に言うと、数か月前まで車の仕事はかなり止まっていたということです。ただ、景気の先行指標である材料屋さんに話を聞くと、動いているのは車だけで他はまだまだ。業界によって全く状況が違います。なので、支援が先細りになるちょうどこの時期は、会社によって明暗が分かれそうです。え!うちが厳しい時助けてくれないの!不公平!っていうケースも出てくると思います。

支援があるから何もしないで支援を受ける会社もあるし、支援はあるけど何とか自分の力で踏んばるところもあるし。この境目、非常に微妙です。頑張り具合は主観ですから、他と比較は難しいです。不正に持続化給付金を受け取るのは法律に違反していますが、頑張り具合はグレーゾーンなので、線引きが難しいのは確かです。頑張りたいけど、仕事が本当に無いっていう会社もたくさんあるし、たまたまお客さんの景気が良いところだってあるし。結局、「運」も大きな要素であることは間違いない。

ワクチン開発、国の支援の先細り、コロナ禍の出口に向けて動いてはいるものの、連日、世界中で感染者が増え続けているのは現実で、もう何が何だか良く分かりません(笑)自分の会社を見ても、2日分の注文が入る日もあれば電話が全然ならない日もあり、納期通り問題なく納品できるものもあれば、大トラブルも発生する日もあり、とにかくカオスです(笑)こんなカオスは社会人になってから初めての体験です。ハードな師走です(笑)