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材料費高騰の影響がジワリ

相変わらず材料費上がっております。真鍮・銅は以前からずっと続いておりますが、最近はステンレスも毎月上がっております。じわじわと。しかもステンレスは重たいから、結構な金額アップです。

新規見積もりは別として、今までうちは値上げせずにきていましたが、ここまで上がると真剣に考えないとならない状況です。材料屋さんに聞いたら、来年の春までは確定しているようで、1年前から今までのアップ分と同じくらいの値上げが来年の春まで続くとのこと。参りました。

会社の数字見ても顕著に出てきております。つまり粗利が下がっております。銘板ですと他の製品にくらべ材料費の割合は少ないほうですが、ここまで継続的な値上げだと経営上の数字にも表れてきます。割と深刻です。今後の見積もりは今の材料費の金額以上みておかないと、1年後はもっときつくなると思います。

材料は金額が上がるだけですが、電子部品は買い占めが起きているくらい不足しているようです。設備生産、部品が一個不足するだけで完成出来ませんので、仕掛の山が出来ていて出荷出来ない状況です。と、先日テレビで特集されていました。高額な製品だと数百万、数千万だと思います。仮に1万円くらいの部品がなくて出荷出来ないとすると、損失はかなりの金額です。売りたいのに売れない。納期煽られれているけど出荷出来ない。きっと生産管理の方は相当なストレスでしょう。

この状況は対岸の火事では全くありません。製品の生産止まっているなら銘板の注文も止まります。影響が今後出てくるのではと考えております。

そもそもコロナで行動の変化が起きて、電気製品の需要が爆発的に増えました。それに加えコロナ禍での行動制限で供給が安定せず。需給のバランスが崩れてしまっております。来年も影響は続くでしょうね。この不安定さと今後も付き合っていかなくてはなりません。イヤだけど仕方ありません。これが現実!!