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日本悲観論が結構多いですが。。

円安っていう話題はずっと続いていますが、確かに円安の影響で、日本がとっても安い国になっているのは事実です。今日はその円安の影響は置いておいて、国力が落ちている日本、そんな悲観的なニュースが目につきます。それが良いのか悪いのかって話です。

円安の主たる原因はアメリカのインフレです。アメリカの物価は急激に上がっていて、家賃がとんでもない、住む場所を追われるなんて話も聞きます。それに比べて日本はどうなの?って。相変わらず元気無いよね。経済成長なんて見込めず、お先真っ暗です、みたいな論調です。

確かに、うちの娘みたいに子供たちや若者から見れば老いゆく国は魅力ないかも知れません。でも、その反面、社会保障制度はまだしっかりしていて、国民みんな平等に医療を受けられるし、年金だって減っていますけど毎月もらえます。だから、特に年配の方々にとってはまだまだ住みやすい国だと思うんです。

財源っていう言葉がありますが、要は国が限りある予算の中でどうやってお金を使うかであって、社会保障制度のような安心にお金を多く振り分けている結果だと思うんです。消費税だって、まだ10%です。他の国に比べればまだまだ低いです。

もっと経済成長をしたい!もっと子供たちや若者が活躍出来るような社会にするには、削らなくてはならないお金がたくさん必要です。コロナ対策で言っても、他の先進国に比べると死者数は低く抑えられているわけで、それが経済活動の犠牲によって実現できたわけですが、どっちが良いのか?って話だと思うんです。経済活動優先のため、コロナ陽性者増えても気にせずマスク外せますか?って。メディアの世論形成っていう議論もありますが、今の現状は、日本人全体が保守的にコロナ対策をした結果です。第7波の途中で、もし、海外からの旅行者をどんどん受け入れていたら、きっともっと批判されていたと思います。

アメリカが良くて、日本はダメ、それは経済活動でみれば正解かもしれませんが、その逆の観点で見ると日本はコロナで亡くなる方を低く抑えられたのも事実です。どっちが良いかは世代間で違うだろうし、人によっても違います。ただ言えるのは、世代の多数決で保守的な人が多かったということです。

円安がクローズアップされて日本の経済的な国力の低下が叫ばれていますが、その反面、社会的な不安はもしかしたら他の国に比べて抑えられていたかも知れません。経済っていう一つの側面だけで評価するべきでは無いなと、最近のニュースみていて思いました。特に日本は先進国の中で一早く高齢化社会に突入しています。他の先進国だっていつかは通る道だと思う。そう考えると、日本はそこまで悪い国では無いんではないかと考えています。