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隣の芝生は青くなかった。異業種の考えを取り入れる。

今週はまぁまぁな受注状況でした。細かくて大量な注文が激減して、件数ベースではかなり注残が少ない状況。ただし、1件あたりの注文のロット数や金額が大きい仕事が入ってきました。金額ベースでは逆に少し増えた感じです。件数と金額は比例しない。粗利ベースではあまり変化が無いのか、商売って面白い。日々、刻刻と変化しますね。相変わらず現場は忙しい状況で時間に追われています。良い意味での緊張感と思っているのは私だけかな?特に製造部の社員達は切迫した1週間だったかも知れません。本当にお疲れさまでした。

一週間の締めくくりで、以前の職場の先輩と同期との会食がありました。やっぱり日本橋は良いですね!!ご飯もおいしく。納品帰りで車移動だったためお酒は飲めず。次回は私も酔っ払いたいです(笑)

今日集まったメンバーは全員以前の会社を退職したメンバー。しかも、社長や取締役、もしくは個人事業主。業種もバラバラでした。そしてみんな輝いていました。仕事はみんな充実しているんですね。業種によって動かす金額も様々。私は製造業ですので、不動産や商社、システム関係の仕事と比べると動かす金額がとても小さい。でも、おそらく粗利率は一番高い。製造業ですから、社員達が身体を動かして付加価値を付けています。ただ、単価も工賃が主ですので小さいものです。よって、金額ベースでは比べ物にならないくらい小さい金額かと思います。

違う世界の話が聞けてとても刺激にはなりました。そもそもビジネスのツボというか、儲けの仕組みが違います。また、その市場の成長のレベル。今伸びているのか?成熟しているのか?なので、金額の比較をするのはナンセンス。こう思えたのは40歳過ぎてからだと思います。40歳代は不惑の歳。以前は隣の芝生がもっともっと青く見えていたと思います。

それより、儲けを出すツボの視点が違ったり、収益構造(特に費用面、人件費をどう捉える?)が違ったり、今の商売とは異なる視点が勉強になる。現状は、依頼されたものを、依頼通りに作って売るというスタイルだけど、何か違った考え方で商売できないか?同業者以外の人の話を聞く重要性を再認識しました。

ちょうど同じタイミングで、同業者の社長さんのお話で、廃業する経営者さん、どのくらいの資産を残したのか?という話題になり、それはそれは大きな金額で、ビルを何件も建てられる金額です。そこまで大きくない会社でも、これだけの資産を残せるのかと。同業の廃業は寂しいものですが、私は逆に励みになりました。真面目に、真摯に仕事に取り組んでいれば、残るものは残るもんだなと。ただ、私の今の思考回路だと、現状の殻は破れそうになく。多額の資産を残した会社さんは、やはり一歩先というか他社が真似できない技術を持っていたから。なので、私も現状維持ではダメなんだなと思い始めています。プラスαの何か。それは技術力なのか、サービスなのか。答えはすぐに出ませんが、今日のような異業種の話を聞く機会を増やしていきたいと思います。

なんで今の仕事をしているのか?を考えると、自分の思った通りの人生を歩んでいる人って少ないと思います。それより、目の前に与えられた仕事を天職だと思って、あっちがダメならこっちではなく、逃げ道を作らず仕事に向き合うことかと思います。そうすれば、困難あれば何とか乗り越えようって思うし、仕事に深みが出てくると思います。やっぱり、今の仕事、好きなんだなと思っています。

今週は充実した一週間でした。色々トラブルはありましたが、楽しかったです!!