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【緊急報告 第4弾】2026年4月21日、中東情勢による材料・資材への影響と弊社の現状について

今週も引き続き、中東情勢の緊迫化を受けたモノづくりの現場の最新状況をご報告します。この未曾有の事態における「記録」として、2026年4月21日現在のリアルな状況を書き残します。

今回もまずは結論から申し上げます。 「本日現在、材料不足を理由に受注をお断りしなければならない状況ではありません」

ただし、エッチング製品など溶剤を多く使用するご注文に関しましては、後述する理由により、「分納(分割納品)」のご相談をさせていただいております。まずはこの点、ご理解いただけますと幸いです。

現場を取り巻く環境は、先週よりも一段と厳しさを増しております。

1. 溶剤・インクへの影響(情報が錯綜する中での現状把握)

ニュースでも報じられている通り、溶剤不足は依然として深刻です。

  • 影響のある溶剤: キシレン、トルエン、シンナー等

  • 弊社の在庫状況: トルエンは現時点で十分な量を確保しています。キシレンは長らく入荷が遅れておりましたが、本日ようやく「来月入荷」の連絡がありました。ただし、価格は大幅なアップとなります。

  • シンナーの危機感: エッチングの塗装工程で使用するシンナーが、かなり不安な状況です。そのため、注残分に関しても「分納」のお願いを継続しております。

  • お客様へのお礼: ステンレス製品など、クリア無しでも実用上問題ないものについて「クリア塗装無し」での製作をご快諾いただいたお客様、本当にありがとうございます。皆様のご協力に、心から助けられております。

現在、政府からは「ナフサの在庫は十分」という発表がありますが、現場の実感としては手元に届いていないのが現実です。SNSでは政府批判も含めさまざまな情報が飛び交っていますが、私は情報に惑わされないよう、「実際に足を運んでくれる塗料屋さんの情報」だけを信じることにしています。

大事なのは、何より現状把握。毎日欠かさずシンナーの残量を確認し、地に足をつけて対応しています。

2. 両面テープ・資材への影響

両面テープや保護シートについては、幸いにも弊社取引メーカー様からの出荷停止連絡はまだありません。

  • 現状: 先週同様、納期回答や実納品までの長期化、数量制限といった不安定な状況が続いています。

3. 金属材料・プラスチック材料の現状(次なる「値上げ」の足音)

金属は「価格」、プラスチックは「納期」がそれぞれ大きな懸念点となっています。

  • 金属材料: 受注制限はありませんが、真鍮は相変わらず上昇を続けています。さらに怖いのはアルミの価格です。3ヶ月ごとの価格改定により、7月以降の価格がどこまで跳ね上がるのか戦々恐々としています。お得意様には、6月以降の値上げのお願いを順次進めさせていただいております。

  • プラスチック材料(アクリル等): 納期はかかりますが、完全に止まってはいない状況です。本日発注した材料は「納品は6月以降」との回答でしたが、社内在庫でなんとか間に合う見込みです。先を見越して、納期がかかってでも必要な分は確保に動いています。

  • シール材料: 今週も、中東情勢による直接の受注制限などの連絡はありません。

弊社の対応:惑わされず、誠実に動く

今できることはすべてやる。材料や溶剤の在庫確認を徹底し、必要であれば分納をお願いする。不確かな情報で不安になるのではなく、現実と向き合うのみです。

塗料屋さんには毎日しつこく(笑)電話をしておりますが、やはり厳しい受注制限の中でも、過去の実績を考慮して優先的に割り振ってくれているようです。つまり、現段階では「枯渇」はしていません。

お客様へのお願い

毎日緊張感が続きますが、引き続き徹底した節約につとめ、この難局を乗り切ります。

情勢は日々変わりますが、変化があればすぐに正直にお伝えします。お客様には多大なるご不便をおかけしますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。