【技術編】そのデータ、実はNGかも?エッチング加工で「できないこと・苦手なこと」あるある2選
お問い合わせ急増中!だからこそ知ってほしいデータの落とし穴
お盆休みにシルバーウィークと、大型連休が続くこの時期は稼働日が少ないこともあり、おかげさまで弊社にも「エッチング銘板」のお問い合わせやデータ入稿が非常に多く寄せられています。
データをご支給いただければすぐに製造ラインに乗せられるので大変ありがたいのですが、実は「Illustrator上では綺麗に見えても、エッチングの原理上、どうしても加工できないデザイン」というものが存在します。
今回は、データ支給時に特に多い「NGケース2選」と、その解決策(回避策)を分かりやすく解説します!
NGケース①:一番外側(フチ)まで色が塗られているデザイン
デザインの最外周ギリギリまでベタ塗り塗装が指定されているケースです。実はエッチングでは、一番外側に色をつけることができません。
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なぜできないの? エッチングの色入れ部分は、凹ませた後に「焼付塗装」を行っています。プレート全体に塗料が乗った状態で、最後に外形をシャーリングでカットしたりプレス型でバチンと抜き落としたりすると、刃が当たった衝撃で端の塗装がバリバリと欠けたり、剥げたりしてしまうからです。
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解決策:外周には必ず「地金のフチ(縁)」を残す! カット時の塗装剥げを防ぐため、一番外側には必ず金属の地金が見える「フチ(縁)」を残す必要があります。外周にぐるりと一本「飾り線」を入れて地金の枠を作っていただくのが、エッチング銘板の美しさを保つ鉄則です。

NGケース②:文字が細すぎる(特に「文字凸」の場合)
明朝体や筆記体など、線の極めて細いフォントで「文字を出っ張らせたい(文字凸)」というご指定のケースです。加工の過程で文字が溶けて消えてしまいます。
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なぜできないの? エッチングは「鉄液」という薬品を使って、金属を化学反応で溶かす技術です。 「文字凸(文字を浮かび上がらせる)」にする場合、文字そのものを盛り上げているのではなく、「文字以外の背景部分を薬品で溶かして凹ませる」ことで、結果的に文字を出っ張らせています。 背景を溶かす際、どうしても薬品が文字の側面にも回り込むため、文字自体も少しずつ削れて「痩せて(細くなって)」しまうのです。データ上で事前に文字を太らせる補正を行いますが、元が細すぎると溶けて跡形もなく消えてしまいます。
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解決策:文字凸は「太めのゴシック体」が鉄則! 文字凸デザインでご入稿いただく際は、線が均一でしっかり太さのある「ゴシック体」や、太めの書体をご選定ください。

結び:事前チェックで納期トラブルをゼロに!
今回はエッチング特有の「できないこと・苦手なこと」をお伝えしました。
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外周には必ず地金のフチ(縁)を作る
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文字凸デザインは太めのゴシック体にする
この2点をご入稿前にチェックしていただくだけで、「データ再修正による納期の遅れ」を防ぐことができます。
「うちのこのデザイン、エッチングでいけるかな?」と不安な方は、データ作成の段階でお気軽にご相談ください。職人の目線で最適&綺麗な仕上がりになるデータづくりをアドバイスさせていただきます!
