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仕事の合う・合わない

ここ数年で10人以上採用しましたが、どうしても仕事が合わず、残念ながら退職した社員がいます。この「仕事が合うか合わないか」、判断と決断が難しいんです。というか、最終的には私が判断するのですが、決断するのはかなり精神的な負担になります。なにせ自分が採用したので、自分の判断を自分で否定する訳ですから。

今まですべて中途採用ですので、みんな相当な覚悟で面接に来ます。履歴書や職務経歴書、また面接での印象などから採用・不採用を決めるのですが、限られた情報では本当にその人がその仕事に向いているのか判断することは難しいです。なので、試用期間の3ヶ月で判断することになるのですが、その期間は基本的に「引き継ぎ」期間なので、今まで試用期間の中で辞めてもらった人はおりません。というか、私を含め社員全員、3ヶ月で辞めてもらうと思っていませんからね。

「仕事が合わない」っていう感覚は、実は、、何となく数日で感じるんですね、本当のことを言いますと。おそらく、私以外の社員も、一緒に仕事をすると「え?」と感じていると思います。ただ、「慣れてくれば大丈夫」と思い、何となくその感覚を忘れようとする。実際に時間が経ってくると出来る仕事も増えてきますので。

その人の能力が高いか高くないかは別として、仕事の向き・不向きは必ずあります。これは時間をかけて経験を積むことによって出来るようになるのではなく、やはり不向きな仕事を続けてもらっても出来ないものは出来ないのです、残念ながら。それは、その人が悪い訳ではなく、私の教え方が悪い訳でななく、「仕事が合わない」というしかないのです。

仕事に慣れてくるとその人の成長曲線は右肩上がりになります。急激な上がり方か緩やかかはその人の性格や能力によりますが、大体、誰もが予想出来る範囲です。こう言えば、こう返ってくるな、とかコミュニケーションがある程度想像つきます。

「仕事が合わない人」と仕事をすると、この感覚になりません。なんかズレているんだよな、、。質問しても、全く予想のつかない答えが返ってきたりして。あと、昨日出来たことが急に今日出来なかったり、先週は調子よかったけど今週は全く成果が出ないとか。想定外なことだらけになります。常に最初のスタートラインからスタートみたいな

このような状況になると、必ずコミュニケーションの行き違いがあり揉め事になります、必ずです。「何でわからないの!」「一所懸命やっています!」この応酬になり解決しません。そう、その人はサボっていないから。確かに一所懸命頑張っているのです。この頑張りに私は期待しちゃうんですよね。心の奥底では、「もうダメだな・・・」と思いつつ、どこかで自分の判断を否定したくない気持ちが出ちゃうんですね。でも、やはり出来ないことは出来ないんです。

仕事が合わないから、うちの会社で働き続けるのは難しいと、何度も時間をかけて説明して最終的には納得してもらいますが、本来であればもっと早く言うべきことかも知れません。お互いの時間を奪っていることになりますから。「何かおかしいぞ?」っていう違和感も会社内にずっとあるので、社員もその違和感で集中力が削がれてしまっているかも。

専門家の方のお話だと、「3ヶ月の試用期間は意味があるんです」ということです。3ヶ月である程度仕事に慣れないと、その人はその仕事に向いていないっていうこと。「3ヶ月」はその判断をするのに妥当な期間だそうです。確かに。。今うちで働いている社員はみんな、大体3ヶ月ですーっと会社に溶け込んでいます。

仕事の合う・合わないは実際に働いてみないと分かりませんからね。「うん?」という直感に素直に従うべきかもしれませんが、「やればそのうち出来るよ!」と期待もしちゃうんですね。なので、仕事を続けてもらうか、もしくは退職してもらうかの決断は、実際はなかなか難しいところです。

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