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4回目の緊急事態宣言は意味あるのか。

政府が東京への緊急事態宣言を再発出を決めました。感染者数の激増が要因ですが、東京に住むものとして、、、これが意味あるのか本当に疑問です。

昨年の最初の緊急事態宣言の時は相当な緊張感がありました。緊急事態宣言が終わった時の解放感は今でも覚えていて、いつ終わったかも鮮明に記憶しております。その後、2回目、3回目の宣言では徐々に緊張が薄れて、先日の緊急事態宣言からまん延防止に切り替わったことさえ記憶にあまりありません。今もまん延防止の最中だったんだと。そういう感覚です。

つまり、都内に住むものとして、コロナ対策(マスク、手洗い、手指の消毒、食事の際は特に気を付けるなど)は日常生活の一部になっており、実は何も変わってはいないのです。緊張感はすでにありません。緊張感というか、対策すること自体が普通ですから。

そもそも感染者数を毎日報告することが意味があることなのでしょうか?実際の感覚として、感染者数は、あーそうなんだーというくらいで、増えたり減ったりで自分の行動は変わることがありません。ワクチン接種が進んでいるイギリスと比べるのもなんですが、、、やはり日本のコロナ感染数は低位で安定しており、国際的に見ても、非常に緩い規制で波は抑えられています。自分の身の回りの現実と、報道されている世界が乖離しすぎて本当によく分かりません。

歌舞伎町で試験的に抗原検査をして夜の街に出かけるという報道を見ましたが、そのようにして徐々に経済活動を細くても続けていかないと、ピンポイントで仕事が出来ない人達は経済的に厳しくなるだけです。とにかく動くな!をいつまで続けるのでしょうか。もう1年以上です。

コロナに対しての恐怖感はひとそれぞれで、私はどちらかというとあまりネガティブな方ではありません。0にはならないし、うまく付き合っていかないと特定の業界の人たちが損をするだけで、不平等感が否めません。そして、感染者数だけしか大々的に報道されず、恐怖感だけを植え付けられる。その恐怖感は周りの現実からはかけ離れているし、本当によく分からない。

一つ言えるのは、オリンピックの直前、夏休みの直前、っていう最悪のタイミングで感染者が増え(しかも東京だけ)、最悪のタイミングで突然緊急事態宣言が出たことです。まん延防止に切り替えるタイミングを誤ったのか、、私の周りでは、ずっと緊急事態宣言やっていればよかったんじゃないかという人も。高齢者のワクチン接種が進んでいる今、重症者は以前のように爆発的に増えるのだろうか?このような状況になることを想定して高齢者を優先的にワクチン接種対象としたのではないのでしょうか?

どうも今回の緊急事態宣言の再発出に違和感を感じるのは、やばい急に増えてきちゃった、緊急事態宣言しないとまずいな、といった保守的な世論の空気を読んで決定した感じが否めないからなんです。オリンピック開催に対する風当たりも増す最悪なタイミングです。

今回の緊急事態宣言で私達の行動が変わるかどうか・・・これだけ連発すると緊急とは思えませんです、都民として。ステイホームを!というフレーズも今更効き目もなく、7/12以降も今日と変わらない生活になるんでしょうね。はー、なんか腑に落ちないのと、がっかり感と、今回の宣言に意味を見出せない、とっても凹んだ気分ですね。