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中小企業診断士の知識は経営に役立つのか?

今日はある会合でのセミナーに関するお打ち合わせでした。そのセミナー会社様は、私が中小企業診断士の資格を取った時に知り合ったコンサルの方が社長をやっております。そのため、今回のセミナーの講師を依頼しました。

その打ち合わせで、そうだ、私、中小企業診断士の資格持っていたんだって思いだしました(笑)そうそう、持っていました。過去形です。

私が診断士の資格取ったのは、ちょうど社長になる直前だったかな。資格を取ったばかりの時は自分の母親がまだ生きていた記憶があります、ちょうど母が亡くなって代替わりした時です。

そもそも診断士の資格とろうと思った理由は、経営を全般的に学べると思ったから。全般的、財務、マーケ、法律、生産管理など、診断士の試験科目全部が経営に直結しているから、そのまま実践できると思ったのです。はい、その通りでした。私は経営に役立っていると思います。

診断士の科目、それは経営の引き出しであって、経営課題を考える際の区分分けに役立つんです。これはコッチ、あれはコッチ、って感じに。たぶん、MBAも同じ考えだと思います。

何か問題起きた時に、あー全部ダメって思うんじゃなく、そうやって切り分けて考えれば、解決策が出やすいってことかと思います。

でも、診断士の勉強で学べるのは理論であって、実践するのは社長の個人の問題。知識あると頭でっかちになるから、出来ない言い訳も自分で作っちゃうことも出来る。それはダメです。自分で考えて動かないと。その実行力は診断士の勉強では養えません。

私は理屈っぽいから、診断士の資格は自分に合っていたんだと思います。感覚で動く人であれば必要無いかも知れません。たぶん、あ、それ知ってるし、ってなりますね。

ちなみに診断士の資格取ったからって、売上や利益がバンバン上がるわけではありません(笑)それも実行力です。だって、売上分析しても1円にもなりませんから(笑)分析なんて必要ないんです。自分で営業するしかありません!!