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電子データがあるかないか。

現在、銘板の原稿は100%イラストレーターというAdobeのソフトで作成しております。ご支給データもイラストレーター形式でお願いしております。よく言うaiデータ、epsデータというものです。文字等のテキストデータは最終的に「アウトライン化」されますので、それぞれのパソコンに入っている書体に依存しません。つまり、アウトライン化されれば特定の書体を持っていなくても問題ないのです。(※アウトライン化とは、文字のアウトラインを図形化することです。)

一度データを作成すれば、編集は簡単です。弊社で作成したデータであれば、アウトライン前のテキストデータも残っておりますので変更も簡単です。よって、出来ればデータ作成からさせて頂きたいのです。

データ支給も結構多いのですが、困ってしまうのは最初だけデータ支給でその後、変更してください。というご依頼。それは出来ません。正確にいうと、出来ますが、結構大変です。なぜか?書体が分からないので。世の中に書体は星の数ほどあります。似ていればOKであれば良いのですが、同じ書体で、というのは難しいのです。データ作成する人によりますが、文字間を微妙に調整したり、文字を細長くしたりと、、割と色々やっています。アウトライン前のデータがあれば確認は出来ますが、アウトライン化されたデータだと、類似書体をまずは探す。で、現状のものを下絵にして、その上に文字を乗っける、で確認。自分で最初からデータを作成するより10倍くらい時間かかるのです。

もっと困難なものは電子データの無いものです。「紙」の原稿か、「版」の現物しかない場合です。スキャンすれば良いのでは?と思われがちですが、スキャンすると、版についているゴミも拾いますので、そのゴミを全部削除するのは到底無理です。そうなると、そこそこの「しきい値」で白と黒に分けますが、そうなると文字が崩れたりくっついたり。完全にスキャンすることは難しいのです。

あと、昔の原稿屋さんって、文字を紙で出して切り貼りして、写真にとって版にしていました。完全手作業です。そうすると、文字が微妙に傾いていたり、直角出ていなかったりと。銘板は必ず製品につけられるものです。昭和時代から続く製品だと電子データは存在しません。で、何十年もリピートがあればいつの日か劣化するので、版データの再製作は必ず必要となります。

上記のことから、一からデータ作成した方が何倍も早いのです。お客さんに説明すると、若干の変更はOKというお返事がほとんで助かっておりますが、、、中には、分からないくらい完全に同じにして欲しいというご要望もあります。。。その場合は何倍も時間かけてやりますけど。。。。かなりの労力なんです。

データ作成は机に座って行うものですので、楽な作業と思われがちですが、多品種少量の注文が多いと、件数だけデータ作成があります。なので、実際の加工での時短と同じくらい大事な工程です。しかも一文字間違えるだけですべて不良になります。なので責任重大なんですね。

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