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GO TO キャンペーンの効果 財政政策の乗数効果

東京都も感染者数が激増で、再度の時短営業要請、GO TOトラベルはどうなるか、など、状況がまた変わってきました。経済か安全か、難しい選択です。

GO TOキャンペーンのニュースをよく見るようになり、財政政策の乗数効果について考えてみました。まずは、乗数効果って何?ここでの話は企業の投資ではなく、政府のお金の出し入れ=財政政策の話です。

政府がお金を供給するのは、出したお金以上の効果が生まれることを期待しているからです。GO TOキャンペーンで、お土産物屋さんの売上が復活!⇒従業員へのお給料を元に戻せる!⇒従業員さんはガマンしていた欲しい洋服を買う⇒洋服屋さんの売上が上がる⇒洋服屋さんの従業員さんのお給料が元に戻る⇒ガマンしていたものを買う・・・みたいな一連の流れで、増加のサイクルが生まれることを期待しているのです。仮にですが、1億円政府が負担してGO TOキャンペーンを行うことで、日本全体で2億円おかねが回るのであれば、政府が使ったお金の倍の効果があるということです。ちなみに、減税も同じ。1億円減税して、みんな2億円お金使ったら倍の効果があるということです。

でも、貯蓄に回ってしまえば効果が薄れます。だから、貯蓄に回らないように商品券や旅行代金の割引など、ピンポイントで使ってもらいたい対象に直接効果が出るような政策になっています。現金もらっても、使うかどうかはその人次第ですからね。そう考えると、先日の10万円は需要創出という意味より、ピンチを切り抜けるお金としての意味が強かったのかなと思います。

GO TOキャンペーンで政府が計上している予算は約1兆6700億円。これが市場に投下されています。民間の調査会社の試算ですと、最大で2.8兆円くらいの効果が出る可能性があるとのこと。実際、周りでもGO TOを使っている人はたくさんいますので、(私も使っています。)、政策の実体を間近で経験できる貴重な機会かと思います。これだけの効果が見込めれば予算増額しても良いのかなと思います。が、何せ感染者増えているので、お金を投下しても回らなければ意味がない・・・。なので、GO TOの一時停止はやむを得ないですが。

税金の使い道の話ですが、一時期、事業仕訳が流行りのようになりました。使うだけで悪のような風潮もあったと思います。その副産物で感じる事は、公共のお仕事が異常に安いということ!すべてではありませんが、入札案件などみていると、うちの見積りの1/3くらいの値段を出しているところもありました。強調したいのは全部がそうでは無いということです。中にはきちんと説明すれば適正な価格で買ってくれるところもあります。特に安いのは、昔から毎年ある仕事で、数が多いもの。一見すると金額多いし、支払いは間違いないので、入札が集中したりします。私は手を出しませんし、無理な金額も出しませんけど。半分愚痴になってしまいましたが。

このような政府の財政支出も、政府や自治体が払う金額だけでなく、うちみたいな工場であれば、その利益の一部が社員に還元され、それが消費を生んで・・・という増加のサイクルになります。よって、すべてが無駄ではないということです。私は政府の回し者ではないですけど(笑)全部、なんでも否定っていうのはいかがなものかと。効果あるものもたくさんありますから。もちろん乗数効果が大きいものの方が良いですけど、税金は所得の再分配の考えですから。困っている人へきちんと再分配されるようになることが基本です。

だからGO TOは、安く旅行が出来る!!側面ばかり強調されますが、要点はそこではなく、困っている観光、宿泊、飲食業への直接的な支援と考えるべきです。あー、ちょうど今は、主に医療現場の崩壊を防ぐため、自粛へ逆戻りの風潮です。困ったものですが、、ここはもう一息のガマンでしょうか。結果が伴えば、きっと早期に復活するはずです!!