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町工場の楽しさとは?

うちの会社は、よく言う町工場です。
私を含め16人の小さな所帯、工場の外観は普通の家です(笑)
よくお客様が工場まで来ていただけますが、最初はきっと驚くと思います。え、ここ?

都内という場所柄、スペースを大きくすることが難しいので、とにかく狭い!

私が考える町工場=小さな製造業の楽しさは、すべてがリアルってことです。
ある映画で「事件は会議室で起こっているんじゃない!現場で起こっている!」って
言ってましたが、まさにその現場です。毎日、いろんなことが起きます。

もの作りなので、そこで本当にモノを作っていますので、納期に追われ、検査から時には
厳しいことを言われ、そして社長からのプレッシャーの中(笑)、加工しているわけです。
注文もらっているから、リアルに作るんです。キズのないよう、ゴミが付かないよう、
図面の寸法守って、指定された色で、、、色々気を使いながら、自分で手を動かして。

(特に今日みたいな連休前)出荷するものが山のようにあり、宅配便の締め切り時間に向けて
製作する。間に合えば、「ヨッシャ!」って喜びをみんなで共有。
時にはトラブル。色が出ない、寸法が合わない、穴あけ失敗しちゃった、、など。
そんなときは、知恵を出し合い、時には外注さんに頭を下げ、必ずリカバリーしなくちゃいけない。
その緊張感で解決したときは本当にほっとする。そんなドラマがほぼ毎日あるんですよね

私が会社をやっていけるのは、家業を継ぐって使命ではなく、そんな日常が楽しいからなんですよ
正直、楽しいこと51%でつらいこと49%ですが、その楽しさをまた明日繰り返したいからなんですね。

そのうち書きますが、外注さんとの付き合いもウェットで本当にリアルな世界。
なんでもシステム化して、色んな決まり事の中でやる工場ももちろんありますが、うちみたいな
町工場もありだなと思っています。