【経営論】物事がうまく進まない週の乗り越え方。「飲みニケーション」に頼らない、本当のネットワークと現場の余力。
お盆明け、「噛み合わない」日々の中で
お盆休みが明け、8月後半からどうにも仕事がスムーズに噛み合わない一週間でした。
休みが多い月は稼働日数が減る分、1日あたりの負担がどうしても大きくなります。そんな時に限って機械やソフトのトラブルが重なったり、見込んでいた計画が白紙に戻って戦略の練り直しを迫られたり……。
ですが、20年以上経営をやっていると、こうした「トラブルの集中」には慣れっこです。昔と比べて一番変わったのは、「パニックにならず、一切焦らなくなったこと」です。
現在の私のトラブル解決フローは、非常にシンプルです。
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まず自分でやってみる
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AI(Geminiなど)に聞いて解決策を探す
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それでもダメなら一度諦めて、その道のエキスパート(専門家・協力会社)に素直に頼る
「飲みに行かない」ビジネス上の本当の付き合い
人に頼る際、一番大切なのは「日頃からの付き合い方」です。 これは昔、経営の先輩から教えていただいた大切な教訓なのですが、自社に余裕がある時でも、協力工場さんや代理店さんにはコンスタントに仕事を発注し続け、リスクを分散しておくことを意識しています。
以前の私は「人間関係を深めるには、飲みに行ったり食事を共にしたりするのが一番だ」と思っていました。しかし、無理にプライベートで付き合わなくても、「定期的な仕事のやり取りを誠実に継続すること」さえできていれば、十分すぎるほどの信頼関係が構築できると気づいたのです。
一度も一緒に酒を飲んだことがない相手であっても、日頃から仕事を交わしていれば、トラブルが起きた時に「お互い様だから助けるよ!」と壁を乗り越えられる。そうした現場での助け合いこそが、一番強い絆を作ってくれます。
だから今、本当に困った時は「すみません、困っています! 助けてください!」と一本電話を入れます。それだけで大体の問題は解決へ向かいます。
「無理です」と言える勇気と、事前の人員配置
今一番の悩みは、注文の集中による工程の逼迫です。
普段はあまり言いませんが、今回はお客様に正直に「すみません、この納期は物理的にどうしても無理です……」とお伝えしてみました。すると、こちらの状況を丁寧に説明したことで、ほとんどのお客様から「わかりました、調整します!」と快くご了承いただけました。誠実な対話の大切さを改めて痛感しています。
また現在、やむを得ない事情で社員が1人が休みに入っているのですが、以前から進めてきた「ゆとりを持った人員配置(多能工化や設備の刷新)」がここで絶大な効果を発揮しています。
以前の体制であれば1人欠けるだけで現場が大混乱に陥っていましたが、今は他のメンバーが残業を最小限に抑えつつ、カバーし合って日々の仕事を回してくれています。過去の投資と仕組みづくりは、決して無駄ではありませんでした。
結び:日本のモノづくりを残すために、私たちが踏ん張る
現在、周囲の町工場では相変わらず高齢化による廃業が続いており、行き場を失った仕事が弊社にも次々と舞い込んでいます。
これは弊社だけの話ではありません。全国の町工場が直面している現実です。だからこそ、「日本のモノづくりを未来に残すために、今、私たち40~50代の経営者世代が絶対に踏ん張らなければならない」と本気で思っています。
シルバーウィークまでのあと3週間。来週も頭を使う忙しい日々が続きそうですが、今の仲間と協力工場さんとなら絶対に乗り越えられます。
週末でしっかりと頭と体を整えて、来週も悔いのない仕事をしていきます!
