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会社の規模の着地点

年明けの仕事の入りはイマイチですね。カレンダーの並びなのか、この2日間はあまり良くありません。連休明けが本気のスタートなのか、それとも、景気動向がイマイチなのか、よく分かりませんが、毎年、こんな不安感を感じております。年末の喧騒から、年明けはいつも静かです。そして、受注の偏りも気になります。ある工程はいっぱい、ある工程は余裕あり。まぁ、そんな感じで全体のバランスが取れているのかな。1月は大丈夫な感じですが、2月以降が心配です。

私が会社を継いだ時と比べて、パートさん含めた社員の数はほぼ倍になりました。その理由は、コロナもあって多少凸凹していますけど、少しずつ成長しているからだと思います。

で、いつも考えるのは、どこまで大きくすれば良いのか?ってことです。私、性格的に慎重なところがありますので、自分の願望ありきで会社を拡大するのではなく、自然に増えていった感じです。特に、長時間残業が常態化してから、これではいかん!となって増員してきました。

で、製造部を増強すると、仕事の上りがとっても早くなったのです。それは設備一新が要因ともいえます。そうなると、今度は検品チームが大変になったのです。残業はしませんけど、常に検品待ちがたくさんある。つまり、製造のスピードが上がっても、それは出荷までのスピードがそれだけ上がったわけではなく、滞留の個所が変わったということです。

そうなると、今度は検品を増強したくなります。増員したくなる。そうなると、また社員は増えます。で、次に想像できるのは、増員を繰り返すと固定費が増えますから、もっと仕事が欲しくなる。そうなると営業を増強しないといけません。そうやって会社の規模が大きくなるんだなと思うんです。

うちは、特定のメーカーさんの下で計画的に製造している会社ではありません。以前から記事にしていますがゲリラ戦が主なマーケットです。だから、常に安定した仕事があるとは限らないのです。今まで結果的にうまくはいっているんですが、これだけ仕事あっても製造部は結構余裕出てきているから、仕事が薄くなった時にどうしよう!って思うんです。特に今のような繁忙期後の時期です。

だから、会社の規模の着地点は常に悩みどころです。とくにうちは歴史的に広げて縮小した経緯もあるし、特定の大型顧客を持たない大きな銘板屋ってあんまりないですから。

そう思うと、やっぱり安易に人数は増やしたくないって思っています。検品の負担はまだ解消出来ませんが、もう少し製造部のキャパを満たす新規の仕事を取っていこうと。それで、これでは無理!っていう段階で、もう一段階社員を増やす、そんな流れで行きたいと思っています。製造増強のあとは、営業強化ですね。人を増やさないで、どうやって仕事量を増やしていくか。これが今後のうちの課題だと思います。私、もう少し営業頑張らないと、今はそう思っています。