運命なのか？進むべき道は決まっていたりする。

トントン拍子で物事が進むってことよくありますよね？もしくは、逆に何やってもうまくいかない時もあります。そんなこと、今の仕事を始めてから、幾度となく経験するうちに、進むべき道は決まっているんじゃないかと思うことがあります。

欲しかったスペースが目の前に。ちょうど2年前、新しく設備入れる時に、どうしてもスペース無いからどうしよう？って思っていた時に、目の前の建物の部屋が一つあいていて、しかも親戚の知り合いが大家さんで、その場で賃貸決まったとか。もっと前で言うと、リーマンショックの時に大事な外注先が急に廃業して絶望しているときに、ファックスの切れ端に書いてあった新たな外注先さん、その社長は今や私の師匠であり、技術的かつ経営面でも私の本当に大切なメンターです。その出会いも必然だったのかと、振り返るとそう思っています。

うちがやるべき仕事なのか？って思う経験もあります。相見積もりで失注して、それが結局戻ってきて、その会社が倒産して仕事なくなったと思いきや、ネットでうちを見つけて別の会社から同じ注文をもらう。そんなこともあります。しかも、その仕事の最終ユーザーさんのクリアファイルを十年以上前にどこかの展示会でもらったらしく、その会社の社名が書いてあるクリアファイルを10年以上使っていたことが後から分かったり。ちょっと怖かったです(笑)

逆に何やってもうまくいかない時もあります。ある仕事、どうしても取りたくて、こちらのエゴで製造方法を変えて安くしたけど、生産がうまくいかない。何とか改善するんだけど、別の問題がでて、結局元の加工方法にもどる。その仕事はその加工方法って決まっていたんです。

運命に抗うべきではないって最近よく思うんですよね(笑)もっと若い時は、自分はこうあるべき！みたいな考えが強くて、無理に色んなことしてきたけど、結局続かないんです。社長たるもの強力なリーダーシップで社員を引っ張るべき！って思った時期ありましたけど、人の真似しても精神的にきつくなるだけ。そう、自分らしくいれば良いんです。それを、40歳くらいで気が付きました。

人生っていうと大げさだけど、色々岐路あるじゃないですか。進学とか就職とか転職とか。どの選択肢でも正解なんだけど、なんか進むべき道って自然と決まるもんだって。進むべき道みたいな線路に乗ると、意図せずに人が集まったり、困っている時に適切なアドバイスがもらえたり。そんなもんだなって最近よく思うんですよ。お金もそう。使うべきものにお金使うと、巡り巡って自然に戻ってきます。

あーした方が良い、こーした方が良い、周りの人は色々言ってきたりします。けど、それに従うだけであれば、それは他人の人生になっちゃう。だから、熟慮して色々経験して、あ、こっちの道が良いとか心地良いとか、そういった道に進めば良いと思うんです。自分の直感は大体正しいです。今振り返るとそう思います。逆に、なんか引っかかる時は止めた方が良い。そのダメな直感も大体正しいです。

そんなこと分かったのは、いろいろ失敗してきたからだけですが。まぁ、そんなもんだと思います。