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やっておいたよ!ができなくなる日

相変わらず、事業の継続の話ですが、外注さん=先輩経営者、今やってもらっている小回りの利く仕事、これも今後はいつまで出来るか?という問題が付きまといます。

うちの多くの外注さんは私の親の年代の方が多く、また、その下の年代でも私より一周りくらい年上です。つまり、今後何十年も継続は難しいのです。

小回りが利くって具体的に言うと、何かトラブルあった時、もしくは時間が無い時に、営業時間や営業日を度外視して仕事をしてくれるってことです。誤解のないように言いますが、うちが無理を強いているわけではなく、何とかやり繰りしてやってもらっているのです。このことは、毎度感謝しているところです。そして、それはお互い様で、ギブアンドテイクの世界です。

先日も超大量のお仕事、予定より1週間も早く上げてもらいました。朝に電話があり、「急いでるんだろ?週末にやっておいたよ」こんな感じです。びっくりするほどの早さと安定の品質です。これはお金には変えられない貴重なことなんです。

これがいつまで出来るのか?ってことです。このような小回りが利く仲間がいる限り、仕事の割り振りは、その会社の得意分野で分けることが出来る。具体的に言うと、今のうちの中の得意分野は印刷を前の工程と後の工程です。それは外注さんも分かっていて、最近は後工程の仕上げ作業をうちに振るようになり、その会社の得意分野に全資源を集中したいと言っております。

でも、それもこの先何十年も継続することは出来ないのです。うちだけの問題ではなく、同年代の仲間の会社は同じ課題を抱えており、先週末の記事のごとく、どこまで内製でやるべきか?内製を始めれば規模は大きくなるから、どこまで大きくすれば良いのか?という問題を抱えております。これは深刻な課題です。

価格も重要な要素です。価格には最終的にユーザーさんへ販売する価格とは別に、「仲間価格」っていう価格が存在します。つまり、一般的な価格よりずっと安い金額で融通しているのです。これはギブ・アンド・テイクです。うちも助けてもらっているから、あなたも助けますっていう価格。この仲間価格で、うまいこと回っているのも現状です。それが崩れると、最終価格も値上げせざるを得ません。

上記のことから、「やっておいたよ!」ができなくなるリスクを頭に入れて、準備を進めていかないといけません。その解決策が再来年からの新たなチャレンジにつながります。

非常に大変な仕事ですけど、私はネガティブには考えておりません。やっておけば、必ず報われると思います。なぜか?どこも同じ問題を抱えているからです。その問題を放置しておくか?放置せずに解決に向けて動くか?この差が出てくると思っております。

具体的な道筋、はっきりと見えております!早くやりたいです!!