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依存は良くない 分散化こそ、安定につながる

景気悪いんだか、普通なのか、よくわかりませんね。仕事大丈夫かな~、の心配って、毎日あります。毎日です!!社長はみんなそうだと思うけど、朝起きてから寝るまで、注文がきちんと入ってくるか心配なんですね。社長やっている限り、仕方無いかもしれません。

以前、なんで自分は毎日受注のことばっかり気になるのか?病気か?(笑)って思っていたけど、これ普通のことですね、って、周りの社長と話して気が付きました。毎朝心配だけど、終わるころにはそこそこ受注していて安心する。そんなことの繰り返しです。

リーマンショックとかコロナとか、もうどうしようもない不景気の時は置いておいて、通常では波があるのが一般的です。この受注の波をどうやって平らにするか、これが経営の安定につながると思っています。

受注を平らにするには、特定のお客様依存だとできません。毎日同じ金額だけ発注してくるお客様なんていないし、そのような安定的な仕事ってあまりありません。お客様だって仕事の波があるし、発注を絞ったり、緩めたりで在庫をコントロールしています。

だから、私たちでできることは、お客様の裾野を広げるしかないんです。つまり新規のお客様を増やすこと。しかも、業界を絞らずにまんべんなくです。

家電がダメでも自動車が動いていたり、半導体がダメでも液晶ディスプレイが動いていたり。つまり、モノづくりといっても業界によって景気の波は様々でタイミングが異なります。

以前、うちもあるお客様グループで7割の売上を依存していたことがありましたが、リーマンショックの時は本当に大変でした。売上が40%も落ちて大赤字です。その時も新規のお客様は増えていたのですが全然追い付かず。まぁ、特殊な1年でしたがね。

それを教訓に、新規のお客様を増やすことを続け、コロナの時も、そこまで大きく売り上げは落ち込まず、何とか乗り切りましたから。40%減を経験しているから、ちょっとした売上減は耐えられます。もう、あんな暇な一年は勘弁です・・・。

会社には決められたキャパがあります。それはコップみたいなもので、そのコップの中に同じところから流れる水しかなかったら、その蛇口から出る水の量にいつも左右されてしまう。そうではなく、小さい蛇口だけど、たくさん蛇口もっていれば、どっかから水が流れてくる。そんなイメージです。

むやみにコップ大きくしようとすると、太い蛇口を探したくなります。そうではなく、小さい蛇口増えてきて溢れそうなときは、まずは蛇口を精査して、それでも増やしたいのなら、コップを少しずつ大きくする。そうすれば、利益率を維持しながら大きくできると思います。

これって、地味で結構大変ですが、今後もそれを目指していきます!!!