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【技術編】「シールがすぐ剥がれる…」それ、シールのせいじゃないかも?シボ面・凹凸面に勝つ粘着剤の選び方

よくあるお問い合わせ「シールが剥がれるんです」

火曜日恒例の技術ブログ。今回は、お客様から定期的にいただく「納品してもらったシール(銘板)が、すぐ剥がれてしまうんですが…」というお問い合わせについてお話しします。

「お、またこのお問い合わせですね!」と、私たち現場の人間はピンときます。

最初にお伝えしたいのは、弊社で使用している工業用シール材料はすべてUL認証を取得した「強粘着タイプ」であり、シール自体の粘着力が弱いわけではありません。

では、なぜ剥がれてしまうのか? 原因の9割は、シールそのものではなく「貼り付ける相手(被着体)の表面状態」にあります。

なぜ凹凸面だと剥がれてしまうのか?

※前提として、貼る場所にホコリや油分が残っているとどんな強力テープでも剥がれますので、事前に必ず「脱脂(清掃)」を行ってくださいね!

綺麗に脱脂した上でも剥がれてしまう最大の理由は、貼り付ける面が「凹凸」しているからです。

ハンマートーン塗装やシボ加工(ザラザラした梨地処理)が施された筐体や、緩やかな曲面に普通のシールを貼ると、粘着剤が表面の「山」の部分にしか触れず、「谷」の部分まで届きません。接地面積が極端に減ってしまうため、時間が経つとペロンと剥がれてしまうのです。

解決策①:シールの場合「ベタベタの厚糊」材料を使う

シボ面や凹凸面にシールを貼る場合、メーカーや型番までは企業秘密ですが、要するに「凹凸の谷まで届くベタベタした厚い糊」がついた特殊なシール材料を使用します。

この粘着剤なら、ザラザラした凹凸の隙間まで糊がしっかり追従して入り込むため、ハンマートーン塗装やシボ面、曲面でも絶対に剥がれない強力な密着力を発揮します。

シルバーの金属調材料(銀フィルム)でも、白コートの材料でもどちらでもご用意できますので、「ザラザラした面に貼りたい」という場合はご相談ください。

解決策②:金属銘板の場合「0.4mm厚のアクリルフォームテープ」を使う

金属銘板を両面テープで貼り付ける場合も、考え方は同じです。

通常、弊社では日東電工様などの信頼できるメーカーの標準的な両面テープ(厚み約0.15mm・不織布基材)を使用しており、一般的な平滑面であればこれで十分すぎる強度が出ます。

しかし、やはり凹凸が大きい面だと0.15mmでは追従しきれず、剥がれの原因になります。

そんな時に弊社が推奨しているのが、「厚み0.4mmのアクリルフォーム製両面テープ」です。 少しフカフカしたクッション性のある厚手テープで、被着体の凹凸をキュッと吸収して密着してくれます。耐候性・耐水性にも優れているため、屋外で使用される機器の銘板にもご採用いただいています。

結び:「何をどこに貼るか」で粘着剤は変わります

銘板やシールは、「何が印刷されているか」と同じくらい「どんな環境の、どんな素材に貼るか」が重要です。

「また剥がれたー。。」とお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度貼り付ける相手(被着体)の仕様と合わせて弊社にご相談ください。長年のノウハウから、簡単には剥がれない最適な粘着剤・テープの組み合わせをご提案いたします!