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コロナ不況を救えるのは中国なのか?

久しぶりに良いニュース記事でした!

『中国建機業界に「コロナ後」インフラ特需』(東洋経済オンライン 最終アクセス2020/9/23)

コロナで止まっていた中国のインフラ投資が再開して、インフラ整備に使用される建機の販売が好調とのこと。2020年8月の建機の販売台数は前年同月50%以上の増加を記録しているそうです。やはり、世界の景気を引っ張るのは中国経済なのでしょうか。リーマンショックの時も中国の投資が世界を救いましたので、今回のコロナショックも中国が救世主となるのでしょうか。

アメリカ経済の不振はメディアでも毎日報道されていて、大手の百貨店や外食チェーン、またホテルなどの破綻が毎日報道されています。金融市場は世界的な金融緩和でまだ生き残っておりますは、実需はまだまだでしょう。ニューヨークのマンハッタンなど、在宅勤務と観光客の激減で、1980年代くらいの暗い状況になっているようです。アメリカも、また、ヨーロッパも世界経済を下支えするほどの力は無いように思えます。もちろん、日本も。

民主主義、資本主義を謳う欧米諸国は、今回のような感染症対策も完全にコントロールすることが出来ず、なかなか減少しませんし、むしろ今は再燃が懸念されています。中国の場合、国と言うか共産党の権力は絶対ですので、感染症対策も厳しいものです。実際に、長期にわたる都市封鎖も行っています。日本を含めた先進国はそこまで強権は発動できませんので、感染症を完全にコントロールできるかどうかは疑問です。(※法律やルールというか、個々人のモラルの問題?)なので、このような異常事態では、中国のような権力構造が分かりやすい方がコントロールしやすいです。あと、この産業に集中して投資する、この産業を優先して成長させるなど。人口は多いのですが、決断というか、意思決定がシンプルです。

もちろん良し悪しはあるし、国内の問題、外交問題など多々あります。人権の問題だってある。ただ、今のようか感染症拡大という異常事態、急激に落ち込んだ経済を動かす、そのような状況を考えると、中国の国家としての仕組みは他の国と比べてアドバンテージがあるかも知れません。すいません、かなりザックリした意見ですが。あと、経済の大きさ(一人当たりの所得とかではなく全体としての規模)も関係しています。大国の経済が動けば世界経済に影響を及ぼす。

中国の仕事が好きとか嫌いだとか、もはやそう言っているレベルではなく、世界第二位の経済大国であることは間違いありません。今回の危機を救うのはやはり中国なのか?米中で揉めていますが、実際の需要が復活するのは中国のように思えます。中国経済が動けば、世界全体に波及しますので。このコロナ危機を機に、世界のパワーバランスがまた変わるかも知れません。