【緊急報告 第6弾】2026年5月12日、GW明けの中東情勢による材料・資材への影響と弊社の現状
GWが明けましたが、中東情勢の緊迫化に伴うモノづくりの現場への影響は続いています。この未曾有の事態における「記録」として、2026年5月12日現在のリアルな状況を書き残します。
今回もまずは結論から申し上げます。
「本日現在、材料不足を理由に受注をお断りしなければならない状況ではありません」。
ただし、エッチング製品など溶剤を多く使用するご注文に関しては、引き続き「分納(分割納品)」のご相談をさせていただいております。まずはこの点、ご理解いただけますと幸いです。
1. 溶剤・インクへの影響(ポツリポツリと入荷中)
深刻な状況が続いていた溶剤ですが、GW明けに少しずつ動きが出てきました。
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入荷状況: GW明けに待望のシンナーが入荷しました。さらに、不足していたキシロール(キシレン)も入荷。
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現状: 決して「潤沢」ではありませんが、枯渇もしていません。ポツリポツリとではありますが、確実に手元に届き始めています。これで、当面の製造ラインを止めることなく継続できる目処が立ちました。
引き続き、毎日シンナー残量を確認しながら、最善の工程管理を行っています。
2. 資材・シール材料への影響(値上げの波が本格化)
資材関係は、ついに具体的な値上げの数字が出揃ってきました。
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両面テープ・保護シート: 各メーカーから値上げが発表されました。上げ幅は7%〜35%。特に35%という数字は、かつてないインパクトです。
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シール材料: 先週まで動きがなかったシール材料ですが、ついに10%〜15%の値上げ通知が届きました(6月以降適用)。
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現状: 入荷までに2週間ほどかかるケースもあり、引き続き「納期」と「コスト」の両面で綱渡りの状況が続いています。
3. 金属材料・プラスチック材料の現状
金属は「爆騰」、プラスチックは「安定」と、明暗が分かれています。
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金属材料: 特にアルミ地金の価格上昇がえげつないことになっています。まだ確定金額は出ていませんが、大幅なアップは避けられません。弊社では、さらなる高騰に備えて、今のうちにまとまった量を買い付ける予定です。真鍮も変わらず高値圏です。
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プラスチック材料(アクリル等): 一時は受注停止も懸念されましたが、その後は安定しています。納期は通常よりかかりますが、計画的に確保できています。
弊社の対応:4月の「過発注」と製造現場のリアル
4月の動向を振り返ると、弊社も含め、周りの仲間たちの間でも驚くほど注文が重なりました。
背景には、大手メーカーによる「値上げ前の先行注文(先出し)」があるようです。理屈で言えば、こうした動きが材料不足に拍車をかけているのは間違いありません。しかし、自社を守らなければならない経営者の立場からすれば、それは当然の判断です。
「綺麗事は言っていられない。うちだって同じことをする」
それが、今のモノづくり現場の正直な空気感です。こうした需給の歪みも含めて、今の混乱期をどう泳ぎ切るかが問われています。
お客様へのお願い
引き続き、不確かな情報に惑わされず、目の前の「モノが入ってくるかどうか」という現実だけを見て判断していきます。
情勢は日々変わりますが、変化があればすぐに正直にお伝えします。お客様には多大なるご不便をおかけしますが、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
