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マネジメントとは?何があっても、何とかまとめること

テレビ東京のカンブリア宮殿でリクルートの出木場社長が出演されていました。リクルートってよく聞く名前であまり気にしていなかったのですが、普段私たちが何気なく使っているサービス、リクルートさんのものだと改めて知りました。じゃらん、indeed、ゼクシィ、HOT PEPPER BEAUTYなどなど。普通に使っているサービスです。

一番の驚きは、社長が自分と同い年(汗)2兆円企業の社長で、もともとアメリカの会社だったindeedを買収して、売上を何十倍にして、世界でも大きなシェアに広げました。単純にスゲー!!!って思いました。うちの売上は1/10000ですよ(笑)

出木場社長の話を聞いていて、社会に必要な企業である!という理念がバリバリ伝わってきて、規模は全然違うけど、刺激受けました。同い年ってところも大きいです。もちろん、会社の規模、資金力、人材、などなど、比較対象する存在ではないんですけどね、でも、商売の考えの根っこにあるのは、人から必要とされるサービスを生み出しているってことです。indeedはすでに職探しのインフラだし、ゼクシィはうちも使った(笑)、HOT PEPPER BEAUTYの予約サービスは小さい美容院にはなくてはならないサービス。最近でいうと、AirPay。これも小さい商店の決済方法として大活躍中で、クレカや電子マネーなどの導入の障壁が一気に下がったわけです。つまり、使う側にはそのお金払ってでもメリットがあるし、何か大きなイベントごとではないけど、しっかりと「普通の生活」の中にとけこんでいくいるんですね。

出木場社長の話で一番印象に残ったこと。マネジメントって、色々あっても結局何とかまとめあげて成果を出すこと。って、抽象的なんだけど、あー、何となく分かるな、、と思いました。そんな大企業の社長だからプレッシャーたるもの相当なものだと思うし、私みたいな人が共感するのは気が引けるんだけど、何となく分かる。。。つまり、逃げられないんだなと思います。逃げるっていう言葉はネガティブか、、、何ていうか、何があっても何とかする!ってことです(笑)

私も小さい工場ながら社長やってますけど、日常を維持するって結構難しいんだなっていつも思うんです。前進するには何かを進化させないといけないのですが、先ずはそれを置いて、現状維持でさえ、ずーっと続けるのも実は大変です。例えば、みんなの手が空かないように常に受注するってこと。何もしないでも、2~3割の会社は去っていきます。もちろん、景気動向にも左右される。無くなっちゃう仕事も必ずあります。

それでも、昨日と同じように、1か月前と同じように、1年前と同じように、みんなの仕事を確保する必要があるんです。それがいつもの風景なんだけど。その風景を維持するには、常に仕事取らないといけないんですよ。何があっても。お得意先が生産調整したってです。世界的な不景気来てもです。

あと、製造の視点でいうと、不良品出ないように、納期を守りながら生産すること。誰かコロナにかかって休んでも。機械が壊れちゃっても。外注さんが病気になっても。何があっても、納期を守って良品を納品するってことです。

それが、何があっても何とかするっていう具体的な例です。リスク管理っていう言葉にはまとめられない、それがマネジメントなんだな・・・・私もそう思いました。

社長業って大変ですね、ってよく言われますが、マネジメントが仕事なわけだから、普通に自分の仕事しているだけです。そのうち慣れます(笑)