ミスミってすごい

工場で使う小さい部品、今はネットですぐ買えます。昨日、ワッシャーを探してホームセンターに行きましたが、特殊サイズで現品は無し。出来るだけ早く欲しいなと、ミスミのサイトを調べたところ、すぐ見つかりました。検索機能も優れていて、外径⇒内径⇒板厚⇒材質と選ぶと勝手に絞られ、あとはクリックするだけ。

しかも！昨晩23時で本日出荷、で明日着。値段も安い。言うことありません。送料もかかりません。

検索していて気が付いたこと。もう少し違うバリエーションは無いかな？と思ってスクロールすると、きちんと悩み事が解決できる。ページの情報、また、リンク先の情報の位置も、使う人の視点で作られていると感じました。昨日はT0.5のワッシャーを探していましたが、ワッシャーで探すとT1.0以上です。T0.5が欲しいんだよなーと考えていると、「T1.0以下をお探しの方はコチラ」とリンクが貼ってある。クリックすると、ワッシャーではなく「シム」というカテゴリーに飛んで、そのまま仕様を選択できます。

おまけにその場で図面は出るし、環境調査の資料もダウンロードできます。しかも、こんな少額でも翌日出荷です。送料もかからない。ロット数も選ぶことが出来ます。完璧です。

ミスミのサイトは製造業のプロのために作られています。なので、情報が非常に細かい。私でも理解できない仕様がたくさんあります。モノタロウやアスクルはもう少し柔らかいイメージですが、ミスミ＝工業！！っていう作りです。製品数も膨大です。紙にすると電話帳くらいになると思います。

在庫管理大変そうとか思っちゃいました。倉庫でネジ一つ落ちたらどうするんだろうとか、リアルに想像しました。で、ミスミに卸しているサプライヤーさんはさぞ大変だろうとも思いました。欠品なんて許されないんでしょうね。

そんな視点で見ると、こんな便利なサイトを維持するのは本当に大変だろうと思いました。それでも維持できているのだから、ミスミさんとサプライヤーさんの間ではプロ同士で密接な関係性が保たれているんだろうと。それはロット数だったり、価格だったり、サプライヤーさんにもメリット無ければ継続は出来ませんからね。

ミスミは日本の製造業の根幹を支えていると言えます。私はそう思います。規格品での多品種少量短納期販売の最終形なんでしょうかね。この情報量と使い勝手はAmazonでもまねできないと思います。