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自営業 同族経営は問題なのか?

先日、お付き合いのある会社の営業マンと立ち話。商社様で最近お付き合いが始まりましたが、この度、設備を1台導入することになりました。軽いフットワーク、こちらの希望を伝えますとすぐに動いて頂き、本当に感謝しております。

で、そちらの会社様も同族の自営業で、親御さんとご兄弟で会社を切り盛りしているとのこと。家族・親族比率はうちの方が低いですが、家族・親族を会社に入れるべきかで悩まれておりました。私も本当によく分かるのです。

20年ほど前にうちが傾いた要因の一つに、家族・親族が多い体制で、仕事とプライベートが一緒になってしまったことがあると私は思っておりました。実際にそうだったと思います。外の世界にいた私から見れば異常な世界でした。個々の能力が高いか低いかは私はあまり一緒に働いていなかったので分かりませんが、お金の面での分離がきちんとなされていなかったのではないかと。それは、会社のお金をプライベートに使っていた、と言うことではなく、報酬であったり勤務時間であったり、家族・親族ゆえの曖昧さがありましたし、それでも何となく続けていけたので危機感はなかったのです。それでは、社員達のモチベーションが上がることなんてあり得ません。

そんなことで、私は家族は自営業に入れないべき!と強く思っておりました。今も半分はそのように思っておりますが以前ほど拒否反応はありません。やはり家族であると、お互いよく理解しているので仕事も進めやすいのは確かです。

また、実際の経営と所有の問題ですが、これは仕事かプライベートか、の論点でもありますが、自営業である以上、完全に分けることは不可能だと思うようになりました。というのも、、会社の借入金、すべて社長の個人保証がついております。さらに言うと、会社の株式は私と家族で持っているので、根っこから、ぱっくり分ける事は出来ないんですよ。細かいことで言うと、私の個人の車は個人の所有となっておりますが、仕事で使うことも多いのです。どこで分けるかなんて曖昧ですし、そもそも分ける必要もないのではないかと思っています。ここまでがプライベートでここからが仕事、だから車を乗り替えようなんてバカバカしいのです。

特にお金に関わる部分、大部分は家族(奥さんとかは母親とか)が経理を担当しているのはそういう理由です。外部の方に見てもらうことも出来ますが、お金払って外部の人雇うのであれば、家にいる家族にお金見てもらったほうが断然楽です。個人の使い込みに関しては、それは社長の道徳の問題ですから(笑)経理が家族でも、きちんと切り分けることは出来るんです。というか、逆に神経を使う部分です。

事業承継も然りです。借入に個人保証付いている以上、その個人保証も家族の中で移行していった方が断然スムーズです。いきなり社員に。「連帯保証人になって!」「あなたの家、担保に入れて!」なんて言えませんから。

会社の借入金に社長の個人保証がついている時点で、このお金は個人のものか、会社のものか、という議論はあまり意味を成しません。もし、万が一、会社のキャッシュが減ってピンチの場合、なおかつ銀行がお金出してくれなければ個人のお金を出すしかないんです。そういう意味では、役員報酬で会社のお金を個人に移しただけであり、社長の財産は社長である以上、会社で使う前提だと思っております。そう考えれば無駄遣いは出来ません。

自営業が同族であること、それ自体が問題ではないのです。同族だからズルしている、恵まれている、と思う人もいると思いますし、私も過去はそう思っておりましたが、それは単なるつまらないステレオタイプです。実際やってみると、なんなら同族で無い方がよっぽど楽です。家族・親族ですと他人ではないのですから、距離感が難しいのです。そんな中で、同族経営を続ける理由は前述した通りです。世の中の自営業、子供が継いで続いていくには理由があるのです。まぁ、自分の子供に期待するのは当たり前なのですが、それ以前、税務上とか金融機関との付き合いを考えて自分の子供に継がせるケースが多いんですね。

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