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危機感の感覚の違い←悪い意味じゃありません。

今のような景気状態だと、社長同士の電話、自然と長話になります。そう、いつもより時間あるからね(笑)普段、私は出来るだけ用件だけを話して、自分の仕事に戻りますが、今は長電話になります。お互いの会社の状況が気になって仕方ないのです。持続化給付金の話、雇用調整助成金の話、今日は仕事入ったか?など。少しでも良い情報を探し回っている感じです。改めて思うけど、そうやって不安とか思っていることを話せる仲間がいて本当に良かった。救われます。

そのように話す時間が長いと、人によって危機に対する意識の違いが良く分かります。例えば売上が減った話。4割5割減がすでに当たり前の状態になってしまっています。仮に4割減っても、まだ4割減だよ!大丈夫!って人もいれば、2割くらいの減少で絶望感を醸し出す人もいます。人それぞれ。あと、正直に自社の状況を言わない人もいるし。金融機関の目もあるから、少しでも良く見せたい!っていう理由もありますしね。本当に性格が出る。面白いです。

売上減の見栄えもあるし、単月だけでなく1年通した損益のこともあるし、実はキャッシュが・・・という深刻な状況だってあり得ます。表面的には、目の前の仕事をこなしていますけど、一人になった時にみんな考え込むはず。いや、本当にどうにかならないもんか、と。今はそういう時期です。それに向き合う時期だよ。

希望が持てるとしたら、日本を含め、世界中で以前の普通に戻ろう!という流れになっていることです。日本の緊急事態宣言解除もそうですが、世界中で行われていたロックダウンは徐々に解かれているのも現実。私は大の巨人ファンですが、(無観客だけど)プロ野球の開幕も決まったし、完全ストップから、少しずつ以前の生活に戻ろう!という意識は世界中で生まれています。ウイズコロナというのかな?以前のようなパニックで完全ストップな状態を考えると、コロナに対する危機感は薄まっている気がします。慣れたというより、このまま経済止めたら大変!という危機感の方が勝っているのだと思います。

それが実経済にいつ反映されるか。製造業は、景気の落ち込みが来るのも遅いけど、復活もワンテンポ遅いから、回復はいつだろうかと。そう言えば、暴落して一時はマイナスになった原油価格ですが、緩やかに戻ってきていますね。良い兆しです。案外回復も早いのか?なんて期待しています。

そんなこと考えこむのは無駄!と考えて、スパッと従業員を休ませる会社もあります。うちは、とにかく粘って粘って、少しでも仕事取っていこうと思っています。それは経営者の考えの違いもあるし、実は年齢も大きいかも知れません。私の師匠は、いつでも辞める準備は出来てるからって(笑)どっちも正解ですね。私はやっぱり社員たちの顔が浮かびます。どうにか、仕事を持ってこなければと。辛いけど、向き合うか!明日も頑張ろう!