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【緊急報告 第2弾】2026年4月7日、中東情勢による材料・資材への影響と弊社の現状について

先週に引き続き、本日も中東情勢の緊迫化を受けたモノづくりの現場のリアルをお伝えします。この未曾有の事態における「記録」として、2026年4月7日現在の最新状況を書き残します。

今回もまずは結論から申し上げます。

「本日現在、材料不足を理由に受注をお断りしなければならない状況ではありません」。まずはこの点、ご安心いただければと思います。

しかし、率直に申し上げて、事態は先週よりも一段と厳しい局面に入っております。

1. 溶剤・インクへの影響(深刻化する供給難)

ニュースでも連日取り沙汰されていますが、溶剤不足はさらに深刻な状況となっています。

  • 影響のある溶剤: キシレン、トルエン、シンナー等

  • 現状: シンナー類については、発注しても「出荷不可」となる品目が実際に出始めています。

  • インク: 特色(オリジナルの色)の調色についても、メーカー側から受注を断られるケースが出てきました。

2. 両面テープ・副資材への影響(納期遅延と大幅値上げ)

両面テープや保護シート類については、今のところ出荷停止には至っていませんが、「時間」と「コスト」の両面で影響が出ています。

  • 納期: 納期回答までに数日を要したり、実際の納品まで大幅に時間がかかるケースが常態化しています。また、メーカーによる出荷数量制限も継続中です。

  • 価格: 4月に入り、各社から続々と値上げの通知が届いています。値上げ幅はメーカーによりますが、5%30%。特に30%という数字は、これまでにない異例の上げ幅です。

3. 金属材料・プラスチック材料の現状

金属については「価格」、プラスチックについては「供給」が大きな課題となっています。

  • 金属材料: 受注制限はありませんが、着実に値上げが進んでいます。アルミは今回約8%、真鍮についてはこの1年で合計25%も上昇しました。ステンレスが最も安定していますが、微増傾向にあります。

  • プラスチック材料(アクリル等): こちらが現在、最も深刻です。値上げは確実ですが、まだ具体的な金額すら提示されない状況です。それ以上に深刻なのが「出荷制限」です。銘板で最も多用されるアクリル材料については、すでに受注制限が始まっています。

  • シール材料: 4月からの価格改定(以前から決まっていたもの)はありますが、現時点で中東情勢による直接の受注制限などの連絡はありません。

弊社の対応

現在も引き続き、全資材の在庫状況を徹底的に確認しています。

こうした有事の際、Google スプレッドシートによるリアルタイムな情報共有は非常に強力だと再認識しています。スタッフ間でのストレスのない連携により、不足を未然に防ぐための発注を完了させ、現時点ではアクリル材料も含め、必要な在庫を確保済みです。

お客様へのお願い

今後の情勢については、正直に申し上げて誰も予想ができないほど不透明です。

心苦しい限りですが、製品価格への転嫁は避けられない見通しです。今は「値上げがあっても、物が入ってくるだけまだマシ」と考えざるを得ない、異常な状況です。

今後、予期せぬ受注制限が発生した際には、すぐに正直にアナウンスさせていただきます。お客様には多大なるご不便をおかけしますが、この難局を共に乗り越えるべく、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。