コスト重視ならやっぱり「アルミ」。でも、どうやって1枚ずつ違う文字を入れるの?
先週に続き、「可変データ(バリアブル)」のお話です。
「耐久性が欲しいから金属にしたい。でも、コストは抑えたい」 そんなワガママな(笑)ご要望には、アルミの銘板をおすすめすることが多いです。
【よくある使用シーン】
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バルブタグ: バルブにぶら下げる丸や四角の銘板
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設備銘板: ライン設備に取り付けるもの(SOL銘板など)
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お名前・シリアルプレート: 化粧箱や製品に貼る管理用
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座席番号プレート: 劇場の椅子などに貼る番号
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金型銘板: 金型管理用のプレート
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資産管理銘板: 社内備品の管理用
これらは「連番」だったり「ランダムな管理番号」だったり、内容はすべてバラバラです。 うちは、もうキリがないほど毎日これらを作成しています。

では、どうやってアルミに可変データを入れているのか? 大きく分けて2つの必殺技があります。
1. アルマイト印刷(数が多い時向け)
これは、ある程度数量がまとまっている場合(例:100枚〜など)に最強です。 特にサイズが小さいもので、数がたくさんある時。
通常、アルマイト印刷は「版(フィルム)」を作ります。 「版を作るのに可変データ?」と思われるかもしれませんが、ベースのデザインを版で作ってコストを下げつつ、可変部分をうまく処理するノウハウがあります。 数で割れば、1枚あたりの単価はグッと抑えられます。
2. レーザー加工(小ロット・急ぎなど)
「レーザー」と一口に言っても、実は2種類あるのをご存知ですか?
A:レーザーマーキング(削る) 表面を数ミクロン、サッと削るイメージです。 特に相性が良いのが「黒アルマイト」。 黒いアルミの表面をレーザーで飛ばすと、そこがきれいな「白(アルミの地色)」になります。 コントラストが美しく、消えません。
B:レーザー彫刻(彫る) 逆に「銀色のアルミ」に「黒文字」を入れたい場合。 これはレーザーで深く(0.1〜0.2mmくらい)彫って、その溝に黒の塗料を流し込み、最後に拭き取ります。
……正直に言います。 この「彫刻+色入れ」、めちゃくちゃ手間がかかって大変なんです!(笑) だから、黒文字で数量が多い場合は、1のアルマイト印刷をご提案することが多いですね。
「で、結局どれがいいの?」
と思いますよね。 答えは「ケースバイケース」です。
用途、サイズ、枚数、納期、そして「可変データの内容(QRはあるか?)」によって、ベストな製法は変わります。 なので、悩まずに情報を投げてください。私が最適なプランを提案します。
なんで、うちは可変データの印刷が得意なのか?
それは企業秘密です……と言いたいところですが(笑)、ざっと言うと3つの力が揃っているからです。
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ハード面: 最新のレーザーや印刷機がある。
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ソフト面: エクセル等のデータを製造データに変換するデジタル技術がある。
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ヒューマン面: 社員同士の密なコミュニケーションと、リストと製品を見比べる検品の力。
「可変印刷、面倒くさいなぁ」 そう思った時こそ、谷田部銘板製作所の出番です。 丸投げ、お待ちしています!
